マニラのeそよ風

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第186号 2003/10/11 聖母マリアの母性(天主の御母であること)の祝日

ファチマの聖母
 「あなた様は私に何をお望みですか」
 「私はここの私の名誉のために小聖堂が建てられることを望みます。私はロザリオの聖母です。毎日ロザリオの祈りを続けて唱えなさい。戦争は直ぐに終わり兵士たちは家に戻るでしょう。」
(ファチマの聖母 1917年10月13日『ルチア修女の手記』より)

アヴェ・マリア!

兄弟の皆様、
 今回もロザリオの祈りに関する教皇様たちの回勅をお読み下さい。


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Leo XIII  「確かに、私たちに童貞聖マリアの好意を得させ、最も救いに役立つ聖寵を私たちに獲得させるために、私たちが、童貞聖マリアが贖いの神秘に立ち会ったばかりか積極的に参与したのをみているその贖いの神秘をできるかぎり大きな栄誉を持ってその周りを飾り、さらに全ての人々の目の前で私たちの黙想のために提示された天主に関する一連の真理を思いめぐらすよりも効果的なものはありえない。」

レオ13世 使徒書簡『パルタ・フマノ・ジェネリ』1901年9月8日


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Pius XII  「主の祈りと天使祝詞は、この神秘的な冠(=ロザリオの祈り)を構成する花のようであるが、これらの祈りに優ってふさわしい祈りがあるだろうか? 諸玄義の黙想が口祷に伴うとき、更に大きな利益が生まれる。全ての信者は、たとえ最も単純なものでも無学なものでも、自分の信仰を養い堅固にする容易で素早い方法を持つ。諸玄義を頻繁に黙想することによって、霊魂は気が付かない間に、その玄義が含んでいる諸徳に到達しそれを吸収する。霊魂は滅びることのない善を得る希望に生き生きと燃え立ち、イエズス・キリストご自身とその御母童貞聖マリアによって残された道跡を辿って以降と力強くそして優しく奮い立たされる。全く同じ言葉の形式を何度も繰り返し唱えることは、この祈りを実りのない退屈なものとするどころか、その反対に経験が証明するように、祈るものに信頼を教え、童貞聖マリアの母なる聖心に優しい暴力をふるうという素晴らしい力を持っている。」

ピオ12世 回勅『イングルエンティウム・マロールム』1951年9月15日


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 善きロザリオの聖月をお過ごし下さい!


トマス小野田圭志 (聖ピオ十世会司祭)